震災時に暗躍したヤクザの支援を海外メディアが報じる
【隠れた支援】過去の大震災で、暴力団組員が被災者をサポートしていた……という話を聞いたことがある人もいるかと思います。国内メディアではほとんど報道されることがなかった彼らですが、今回の東北地方太平洋地震でも彼らが復興を支援していると海外メディアが報じています。
この記事は暴力団員が支援を行なっているという事実がなぜあまり報道されないのか、という観点から書かれたもの。あくまでも「こういうケースもないことはない」という視点からのルポルタージュであることに注意が必要です。
筆者・ジェイク・エイデルシュタインは元読売新聞の記者で、2006年から2007年まで日本での人身売買に関する調査をアメリカ政府の資金援助のもと主導した。現在、日本の組織犯罪についてのエキスパートであり作家・コンサルタントとして日本・アメリカを拠点に活動している。彼はまた、日本の人身売買と戦うワシントンD.C.の団体ポラリス・プロジェクトの広報ディレクターでもある。
悪名高い日本のマフィアグループさえもが、今回の震災では支援活動を行ない市民の義務を果たしている。なぜ警察がこの事実を報道されたくないのか、ジェイク・エイデルシュタインがレポートする。
暴力団の存在を弁護することもできません。しかし彼らが義理の発露として活動しているという指摘は、今回の地震における日本人どうしの支援活動にそのままあてはまります。特殊な組織の特殊な人間ではなく、あるがままのヤクザの姿のサンプルとして重要な記事だと言えると思います。
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