貯蓄額1000万円以上の人は「論理性」が高く、デビットカード保有者はより高い「計画性」を持つ
ビザ・ワールドワイドは、貯蓄を1,000万円以上抱える30代の男女600名を対象に、「買い物や貯蓄意識に関する調査」を実施した。
貯蓄を1,000万円以上抱える30代の男女の「貯蓄賢者」は、「役に立つのかをじっくり考える」、「何を買うのかを決めてから買い物行くことが多い」といった意識を持ち、「高額商品は価格比較検討サイトで最安値を調べる」といった行動を取る傾向がわかった。
これについて、あるファイナンシャルプランナーは、「貯蓄できる人は、お金の使い方を意識しており、高価な商品は比較して最安値を調べるといった行動に納得します。総合的に買ってお得か、生活上損を感じることはないかをよく考え、計画性のある判断をしていることがよくわかります。家計相談でよく見る『お金を貯めている人の行動』と重なる結果です」とコメントしている。
次に、貯蓄賢者の性格を分析すると、彼らは全体的に「長期的な視野があり、論理性が高い」性格の持ち主であること判明した。デビットカードの保有者と非保有者で比較すると、保有者は、非保有者より「計画性」に長けているのに加え、「優しさ」の指標が高いということがわかった。保有者は、論理性が高いだけでなく、他人に対する配慮、優しさを持つ人が多いという傾向がある。
ある識者は、「『自分は計画性がある方だ』という論理性の高さを示す質問で、貯蓄賢者は全体的に高いポイントですが、デビットカード保有者はさらに10ポイントと差が出ています。デビットカードを利用している貯蓄賢者の方が、よりお金の使い方や貯金が上手だと言えるでしょう」と述べている。
また、一ヶ月あたりの自由に使える金額を聞くと、「4万~5万円未満(14.8%)」が貯蓄賢者の相場であることが分りました。尚、相場より高く5万円以上の金額を使えている人について、デビットカード保有者が58.7%であるのに対し、非保有者は、50.7%と8%の差が見られる結果となっている。
さらに、1,000万円以上の貯蓄を達成するために行ってきた節約項目をたずねると、「外食に使うお金(30.2%)」が第1位に。月々の貯金額の収入に対する割合では、「20~30%未満(22.0%)」が最も多い結果となった。「20代当時の自分へ貯蓄を増やすためのアドバイスを行うとしたら」という質問に対しては、「積立預金・定期預金」、「資産運用」が多く挙がっている。貯蓄賢者へ近づくために、貯金や効率的な資産運用の方法についての見識を持つことが重要であろう。
最後に、計画的な支出や貯蓄を行う上でプラスに働くと思われるデビットカードの特徴についてデビットカードを保有する貯蓄賢者に質問したところ、「使うたび、即時に預金口座から引き落とされる(42.3%)」、「利用可能額は口座の預金残高の範囲内(使いすぎの心配がない)(25.0%)」といった特徴が、保有支持を得る結果となった。(編集担当:久保田雄城)
引用http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160306-00000048-economic-bus_all
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